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つい迷いがちな色。色ってどう決める?

ファッションでもインテリアでも配色次第でセンスが良くも悪くもなってしまいます。 カラーコーディネーターのような色のプロでなくてもある程度のルールやセオリーを押さえることで、自分の好きな色を使いながらも理想的な自分、理想的な空間を演出することができます。

今回はインテリアにおいての色の特性について考えてみます。

色についての知識

色は大きく、白・黒・グレーといった色味のない「無彩色」と、赤・青・黄の三原色からなる「有彩色」の2つに分けられます。

さらにこの三原色の中間色を虹色の順番にリング状に並べたものを「色相環」と言います。
(下図は12色相環)

さて、いきなり専門的な内容でなんのこっちゃという感じですが(笑)
この色相環には明度や彩度の違いによる「トーン」が存在します。
よく色合いの種類として聞く”パステル”や”ビビッド”がこのトーンの違いということですね。
インテリアにおいて、この微妙なトーンの違いが空間の印象やテイストを左右するポイントになります。

では実際にインテリアスタイルによるトーンのあり方について考えてみたいと思いますが、インテリアスタイルも数多くありますので、今回は人気のシャビーシックスタイルについて少し掘り下げてみたいと思います。

女性に大きな支持を得ているフレンチシャビーでは、”白”を基調に淡く優しい色合いでまとまった可愛いながらも清楚なイメージのものが多くあります。また、シャビーという言葉の通り錆や使用感のある古めかしいものを取り入れて表現した、可愛さの中にある大人っぽさが最大の特徴かと思います。
ここでポイントとなるのが、ベースとなる白と組み合わせる”淡く優しい色合い”になります。
これを色のトーンで言い表すと「シャーベットトーン」という、”ひんやりとした涼しく明るい”イメージのする淡い色をチョイスすること。その色にシャビー感が加わることでより求める雰囲気に近づきます。

同じような淡い色でも、パステルカラーのような”濁りのないクリアな色”やマカロンカラーのような”ポップで元気な色”を選択すると、シャビーシックなイメージとは別の印象を受けるように思います。

本来この3つのトーンは「パステルカラー」と表現されているのだと思いますが、下図のようにトーン表に従って分類すると色から受ける印象が全く別のものということがよくわかります。
理想の空間を想像した際のトーンがどのトーンに分類されるかわかるだけでも、自分がどのインテリアアイテムを選択するかぐっとイメージしやすくなりますね。

ただ、インテリアはもっと複合的な要素が合わさってくるので家具のデザインによってもイメージは変わってくるし、スタイルが色だけで決まるようなものではないと思いますので、あくまでも統一感を演出する一つの手段として考えてもらえればいいかと思います。

このようにファッションでもインテリアでも、色を合わせる場面では”トーン”を意識することで全体の統一感を生み、違和感のない配色が可能になります。
ですが、これは奥深い色の世界のごく一部で、組み合わせ方や考え方はまだまだあるようですので興味のある方は配色についてのさらに調べてみてはいかがでしょうか。

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