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アニースローンがインテリアデザインに欠かせない7つの理由

はじめに
こちらはイギリスのジャーナリストであり、ブロガーでもあるKate Beavisさんによる記事です。
アニースローンを通じて世界中にシェアされた内容を翻訳してご紹介します。

一部の人はそれを愛してやみません。あなたの家庭や、またある人は仕事場で、クラフト製作やアップサイクル、アンティーク風のフレンチルックだけでなく何でもDIYすることが大好きな人もいるでしょう。しかしながら多くの人々は、物の見せ方を変えるためのペイントは所詮まがい物であると思っていることでしょう。私がこの記事について書き始める前に、私はこの問題でどの立ち位置にあるかをはっきりさせたいと思います。 私は誰であっても好きなことをすべきであり、他人のスタイルやルールに口出しすべきでないと強く信じています。結局はそれぞれの家ですものね。しかしながら、私はミッドセンチュリー(1950年代)の貴重なとてもいい状態の家具を、まるで価値を下げるかのようにペイントすることは好きではありません。でももしあなたの持っているモノが修復不可能な状態であり、ペンキのひと塗りで再びそのモノに息を吹きかけ、もう一度チャンスを与えることとなればどうでしょう。それはゴミとして捨てられるより素晴らしいことに違いありません。ペイントされた家具について考えてみたとき、過去10年以上もの間アニースローンがインテリアデザインの概念をガラリと変えてくれたことを私は賞賛したいと思います。



1. アニースローンはインテリアの見方を変えた。

過去10年以上にわたり私たちのインテリアは、モダンスタイルやカラーマッチングの傾向から、自分たちの個性をより取り入れる空間に進化してきました。国(イギリス)として、私たちはローラアッシュレイテイストのリプロダクションからミッドセンチュリー(1950年代)の本物のヴィンテージ製品までを受け入れてきました。アニースローンは、楽しむこと、色を加えること、そして自身の選択にあと少しの勇気を持つ自信を与えてくれました。フレンチシャビーシック調(アニーの嫌いなフレーズ)と言われるすべてがもてはやされて久しいですが、それが大好きな人、大嫌いな人それぞれいるとは思いますが、自分たちの感じるままに空間を表現することがとても素晴らしいことなのです。

2. アニースローンのペイントは「ただ塗るだけ」じゃない!!

多くの人はチョークペイントで家具を塗るのに技術は必要なく、色を変えるだけの「ただ塗るだけ」と思っているでしょう。アニースローンはそんな感覚ではなく、別次元なのです。彼女は別の時代にタイムスリップしたかのごとく、驚きのペイント効果を創造します。フランスのお城やバロック様式の長椅子を想像してみてください。彼女の技術は、その再現された現物を見たときにまるで本物かどうか見間違われるぐらいのものです。彼女の書籍には充分見るに価するこれらのテクニックの幾つかが紹介されています。

3. アニースローンはリサイクルを積極的に奨励しています。

過去10年以上にわたり、アニースローンはあらゆるところで人々にリサイクルを呼びかけています。多くの家具たちは単に見苦しいとか、修復できないとか、ゴミとなるのがオチと思われてきましたが、今ではそれらにペイントすることで最新のものに変わるんだと認識されだしました。古い技術を屈指してヴィクトリア時代の黒い家具をゴシック調にしたりクリーム色の1980年代のパイン家具風にしたりいずれにせよ、彼女のペイントは木材の保護を奨励しています。1960年代、70年代を振り返ってみると、私の両親を含む多くの人が1940年代の家具(またまた黒色)をペイントし、再利用することでコストを削減してましたね。そして40年後の今も古いものをリサイクルして再利用することはとても素晴らしいことですね。

4. アニースローンは個人事業主を応援します。

私はアニースローンのペイントが大規模なDIYショップやアマゾンのようなサイトで販売されるのではなく、私たちのローカルの商店街の小さな個人のお店で販売されていることを嬉しく思います。この小さなお店をサポートする取り組みは、とても尊いことなのです。ー 利益優先でB&Qのような巨大な企業と取引することは容易いなことでしたが、彼女はそれを選びませんでした。小さな小売業者たちはお客様にワークショップを開催し、ペイントの利用方法や技術を共有します ー 業者にトレーニングを提供することで、各々の地域コミュニティーでそれを伝えてもらいます。地域ビジネスの促進に励む行為は賞賛に値します。

5. アニースローンは自立する女性を応援します。

アニースローンは誰もが聞いたことのある素晴らしいペイントブランドを作り上げました。また彼女は至難の技で彼女の名を冠したブランドを築き上げ経営しています。エルデコレーションは彼女を「有名人」と表現したのは偽りない事実だと思いますが、ビジネスウーマンというよりも芸術家上がりの女性であると表現したのは驚きです。彼女の色や、デザイン、新しいアイデアを作り出す情熱は、彼女の持つ技術を惜しみなく他と共有したいという賞賛に値するだけではなく、愛すべき彼女の気取らない行動全てからはっきり見て取れます。

6. アニースローンは慈善活動にも関心を向けています。

アニースローンはイギリス オックスファム社と共同で収益の一部をチャリティーに回すレムレムという名のオックスファム専用カラーを開発しました。オックスファムチームとエチオピアを訪れ、地元の女性たち自らが利益を上げること、さらに重要な自由裁量権を得るため運営しているアリウム畑のやわらかいグリーンに深く刺激を受けこの色が作られました。私は数点のペイント作品を送ったので my Instagram feed を見て私が何に関係したか確認してください。

7. アニースローンは女性に自信を与えました。

最後に、私が愛する一番の理由はアニースローンがこれまで何を成し遂げてきたかです。彼女は女性たちに陳腐で平凡なライフスタイルから解き放ち、殻を破りそしてペイントを始めることで生活全てに創造する重要性を説いてきました。私は、身動きが取れないと感じる若いお母さん方が古いタンスを塗り替えたいという気分の時どんな幸せな気持ちになっているかを知っています。長期勤労後、退職した女性たちが喪失感にさいなまれた時、衣裳ケースの塗り替えが彼女たちをどんなにハッピーな気持ちにすることができるかを知っています。女性のために創造性のあり方を提供できることがたとえ何であっても、誰であっても、それはとても素敵なことです。
ありがとうアニー。

Kate Beavisさん(写真左)

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