\アニースローン・チョークペイントに新しい仲間が増えました。詳しくはこちらをご覧ください。/

ひび割れを作ろう! - 強制乾燥による自然なひび割れ

経年劣化による塗料のひび割れや堆積した汚れをヘヤードライヤーとワックスを使って簡単に再現!

ナチュラルクラック1

ナチュラククラック2

塗装したペイントが経年劣化してひび割れた状態を意図的に表現できるのがチョークペイントです。塗りたてのチョークペイントをヘアードライヤーを使って急激に乾燥させチョークペイントに亀裂を入れ、その亀裂にチョークペイント ワックスをすり込み亀裂を強調することで何十年も経過したかのようにエージング加工が簡単に特別な溶剤なしにできてしまいます。

 それでは強制乾燥によるひび割れ処理を順を追って解説していきましょう!
クラック1

  • アニースローンチョークペイント ブラシの使い分けでひび割れの大きさやひび割れの厚さをある程度コントロールできます。楕円形ブラシフラットブラシのどちらの場合もブラシストローク(筆ムラ)を意識することでテクスチャーのあるひび割れが生まれます。

クラック2
 
  • まずはフラットブラシを使っていろんな方向にブラシを20°ぐらいの角度で短いストロークでペイントします。いろんな角度にブラシストロークが残るように心がけます。
  • 全体を素早く塗装したらヘヤードライヤーを使って急激に乾燥させます。

クラック3
 
  • 次に、楕円形ブラシを使って、いろんな方向にブラシを30°ぐらいの角度で塗料の量が一定にならないよう、厚く塗る部分や薄く塗る部分ができるようランダムにブラシをいろんな方向に短いストロークでペイントします。いろんな角度にブラシストロークが残るように心がけます。
  • 全体を素早く塗装したらヘヤードライヤーを使って急激に乾燥させます。

クラック4
 
  • ひび割れが薄っすら見えている状態になります。左側の楕円形ブラシのテクスチャーは塗装面の厚みが不均一ですが、右側のフラットブラシの塗装面の厚みは均一になります。

クラック5
 
  • ここからは塗装面に入ったひび割れにチョークペイント ワックスを使って亀裂を上長させる作業に入ります。この段階で重要なことは、まずひび割れた塗装面全体にクリアーワックスのコートを適用することです。この作業を省いてしまうと後のステップでダークワックスやブラックワックスを適用した後、修正ができなくなるので、必ずクリアーワックスを最初に適用してください。 
  • クリアーワックス適用後、余分なワックスを糸くずの出ない綺麗な布で軽く拭き取ります。決してゴシゴシとせっかく塗ったクリアーワックスを除去しないでください。

クラック6
 
  • 次に、ダークワックスをクリアーワックスが適用された全面にワックスブラシもしくは布を使って塗り込みます。この段階でひび割れた亀裂の中にダークワックスが入り込むようしっかり塗り込みます。全体に塗りこんだ後は綺麗な布でダークワックス全体を拭き取ります。
  • 最後に、もう一度クリアーワックスを全体に適用して綺麗な布で拭き取ります。

クラック7
 
  • ひび割れや、ブラシストローク跡にダークワックスが残りその他の部分のダークワックスはクリアーワックスにより拭き取られます。ひび割れが強調され、経年劣化した塗装面が完成しました。
  • 左側の楕円形ブラシによるひび割れは厚みのあるダイナミックなひび割れができ、右側のフラットブラシによるひび割れは均一な一定の塗膜厚のひび割れになります。

クラック8
 
  • 亀裂の強調だけで汚しをあまり入れたくない場合はクリアーワックスを使って拭き取ります。ただ、ワックスが乾燥後は拭き取ることができなくなります。
 

いかがでしたか? 汚しの強弱はクリアーワックスの使い方がポイントとなります。 ダークワックスの適用前に必ずクリアーワックスを適用し、ダークワックスで汚した後はクリアーワックスで汚しの度合いを調整する。ワックスの乾燥後はダークワックスの強弱がコントロールできにくくなるので注意しましょう!

クラックボックス

関連記事:ひび割れを作ろう!- クラック剤編









 

コンテンツを見る